中古住宅を購入する場合、気になるのがリフォーム費用です。

「中古の住宅を居抜きで買ったのでリフォームしたいけれど、費用はいくらぐらいになるだろうか?」

「リフォーム費用を少しでも減らすことのできる方法はあるのだろうか?」

など、考えている方もいるでしょう。

 

そこで今回は、は中古の住宅や物件のリフォーム費用の相場や、費用をお得にする方法を解説していきます。

 

中古住宅のリフォーム費用の相場

中古物件のリフォームを行う場合、費用の相場はいくらくらいかかってしまうのでしょうか。

リフォームの価格は築年数が古いほど高くなる傾向です。

ここでは、「一般社団法人 住宅リフォーム推進協会」が行った「平成29年度 住宅リフォーム実例調査」をもとに、築10年から築40年までの戸建て住宅を例に、相場を解説します。

 

築10年以下の中古住宅の場合

築10年以下の中古物件の場合、内装や住宅設備が少し老朽化し始める頃です。

「平成29年度 住宅リフォーム実例調査」によると、リフォーム費用としては100万円以下が全体の31.4%、100万円超~300万円以下が34.3%ととなります。

状況や設備の老朽化の進行度にもよりますが、内装のリフォームの費用、特に室内全体のクロスの張り替えは必要になると思います。

 

また、建具やフローリングの補修、部分的な塗装なども、場合によっては必要になります。

また、外装塗料の耐久年数が来ている場合は、外壁が剥離したりひび割れが出始めてしまう頃でもあります。

外壁や屋根も補修をするのであれば、その分の費用もみておきましょう。

合計のリフォームの費用として100〜300万程度が相場となります。

 

築11~20年の中古住宅の場合

築11~20年の中古住宅であれば、主にフローリングが傷みだしてしまい「浮き」も出てくる場合があります。

その場合、傷んだフローリングの部分的な張り替えが必要となってきます。

他にもシンク等の水回りの錆やくすみ、レンジフードの汚れ、キッチンも老朽化が進んでいます。

状況によっては交換も必要になってしまいます。

キッチンリフォームの費用相場はサイズによっても異なります。

 

「平成29年度 住宅リフォーム実例調査」によると、リフォーム費用は100万円超~300万円以下が全体の36.2%、次に1,000万円超が17.9%となっています。

状況によっては、大きな出費となるのでどの部分のリフォームが必要となるか事前に確認しておきましょう。

 

築21~30年の中古住宅の場合

築21~30年の中古物件となる場合は、ほぼ全ての住宅設備において耐用年数を迎えてしまっています。

そのため、頻繁に故障や不具合が起きてしまうケースも少なくありません。

 

建てられた時期が、1981年6月以前の物件は旧耐震基準となっていますので、耐震補強工事が必要になるケースもあります。

また、古い建物であるが故に、間取りが今時のライフスタイルに合っていなかったり、断熱材が使われていないということがほとんどでしょう。

他にも地盤が傾いてしまっていたり、建物の構造そのものを修理や補強をする必要のある物件も少なくありません。

そのため、リフォーム費用が多く掛かってしまします。

リフォーム費用に1,000万円以上掛かる割合も21.0%と、築11~20年の中古住宅に比べて高くなります。

 

築30年以上の中古住宅の場合

築30年以上の家のリフォームの場合、多くの箇所が劣化してしまってます。

例えば、屋根や外壁の外装が酷く劣化している。

排水管がサビついており、漏水してしまう可能性がある。

さらに耐震基準が旧耐震基準であるため、耐震補強工事が必須です。

そのため、リフォームの費用はとても高額となる場合が多いです。

 

1,000 万円以上のリフォーム費用が必要な場合は、築 10 年以下の 2.9%と比べ、築 30 年以上では 30.6%と比率が高くなっています。

築30年以上の中古住宅を購入する場合は、リフォーム費用も含めて検討しましょう。

 

中古住宅のリフォームの費用を抑えるコツ3選

中古物件のリフォームの価格はかなり大きな金額になります。

しかし、リフォームの費用をできるだけ安く抑えたい方もいるでしょう。

ここでは、中古住宅のリフォームの費用を抑える3つのコツについて紹介します。

 

間取りをシンプルにする

中古物件のリフォーム費用を抑えるコツの一つ目は、間取りをシンプルなものにするということです。

部屋を複数用意して、その中にロフトも作りたいという方もいるでしょう。

しかし、部屋をたくさん作るような複雑な間取りにすると費用は高くなってしまいます。

部屋の数をなるべく減らしたシンプルな間取りにすることによって、リフォームの費用を安くすることが可能です。

 

また、リフォームの際に部屋数を多くするとその分壁やドアが増えてしまいます。

つまり、建具や壁紙にかかる金額も増えてしまうのです。

ですので、リフォームの費用を抑えたい場合は間取りをシンプルすることも考えてはいかがでしょうか。

 

設備のグレードを上げすぎない

中古物件の場合、トイレやキッチン、お風呂など水回りの設備が老朽化していることが多いです。

「せっかくなので最新の設備にしよう」という方も多いですが、高品質の設備は当然価格も高くなってしまいます。

特にグレードが高い設備を選んでしまうと、予算オーバーになりやすいです。

例えばキッチンの場合、セラミックやステンレス、人工大理石など種類が豊富で、それにより値段も変わってきます。

リフォームする時の費用を抑えたい場合、昔から定番で費用の安いステンレス製の物を選ぶのも手です。

このようにリフォームする際に費用を安く抑えたいのであれば、設備のグレードを上げすぎないようにするとよいでしょう。

 

保証期間やアフターサービスなども重要

リフォーム会社から見積もりを取るときは、費用以外にも保証期間やアフターサービスといったサポート面も忘れずにチェックをしましょう。

安さだけでリフォーム会社を選ぶと、リフォーム後の保証期間が短かく、修理費用の保証がされないといったトラブルもあります。

そのため、費用以外にもリフォーム後のサポート面も見極めて業者を選ぶをしましょう。

アフターサービスを選ぶ際には、以下のようなサポートがあるか確認することが重要です。

 

  1. 保証期間

「長期保証」と謳っていてもその期間や内容は会社によって変わります。

保証期間と内容の確認は必須です。

  1. 定期点検

業者が定期点検を行う際の内容や、点検の回数は会社毎に変わるので確認しておきましょう。

  1. 緊急対応

急なトラブルなどの対応をすぐに行なってくれるかも重要です。

 

中古住宅をリフォームする際の注意点

中古住宅をリフォームする際に、費用を抑える以外にも注意点があります。

ここでは、以下の3点をそれぞれ詳しく解説していきます。

  • だいたいのプランをイメージしておく
  • こだわりたいところは費用をかけてリフォーム
  • 戸建て物件はマンションよりリフォームの自由度は上がる

だいたいのプランをイメージしておく

中古物件をリフォームするときには、具体的に理想の家としているイメージや計画を話し合い計画を建てる必要があります。

リフォーム業者からのプランの提案はありますが、最適となるライフスタイルは家族によって違うものです。

ですので、自分や家族のライフスタイルを確認してから間取りを考えなければなりません。

 

また、子供のいるご家庭の場合は、大きくなった後や学校を卒業したらどうするのかといった将来のことも話し合い計画を建てましょう。

リフォームのイメージが決まればリフォーム業者にしっかり伝えるようにしましょう。

 

こだわりたいところは費用をかけてリフォーム

中古住宅のリフォームをする際に、すべての場所や設備に対して妥協をする必要はありません。

例えば「最新のシステムキッチンは欲しい」、「トイレやお風呂など、毎日欠かさず使う場所の快適さを上げたい」、「リビングをもっと明るくしたい」といった要望があるでしょう。

せっかくの新しい住まいとなる家なので、今まで住んでいた家で解消したいと思うところがあれば妥協しないようにしましょう。

中古物件のリフォームをする際には、やりたい事や叶えたい要望をピックアッップしていき、優先順位をつけることが大事です。

優先順位をつけることで、リフォームの費用にメリハリがつきます。

 

戸建て物件はマンションよりリフォームの自由度は上がる

マンションの魅力は一戸建てに比べて価格が安く、機能と設備も充実している物件を選べることです。

他にも立地の良い物件が多いなどといった利便性も高いという特徴があります。

 

しかし、戸建てはリフォームをする際、マンションよりも自由度は高いという魅力があります。

戸建ての物件の場合、購入した土地と建物は自分の所有物となります。

マンションのように他の人が同じ建物に住んでいるわけではないので、外観なども自由にリフォーム可能です。

他にも階下や隣の部屋の住人に気を遣う必要もないため、プライバシーが保ちやすく住みやすさを感じるでしょう。

 

また、キッチンや洗面所、トイレなど、水回りの移動には配管の移動が必要になりますが、マンションに比べると、戸建て方がやりやすいです。

戸建ての場合、水回りの移動だけでなく間取り変更の自由度もマンションに比べて高くなります。

 

まとめ

この記事では、

  • 中古住宅のリフォーム費用や相場
  • 中古住宅のリフォーム費用を抑えるコツ
  • 中古住宅のリフォームをするさいの注意点

を解説しました。

 

中古物件のリフォームやリノベーションはこだわりすぎてしまうと、費用がどうしても高くなります。

また、築年数によって必要となるリフォーム箇所や費用も大きく変わります。

できるだけ中古住宅のリフォーム費用を安くしたいとお考えの方は、江古田プランニング株式会社にお問い合わせください。

弊社は東京都練馬区とその周辺の不動産売買に特化しており、中古住宅購入後のリフォームのアドバイスも行なっております。

東京都練馬区周辺で中古物件の購入を考えている方は、お気軽にお問い合わせください。

 

 

江古田プランニング株式会社

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